神坐湖駅 神坐湖駅

神坐湖駅
- Lake Kamukura Station -

帰郷した主人公【枢】を待っていたのは、彼の故郷の記憶とはかけ離れた、神坐湖町でした。
駅前は整備され、その駅のそばには神坐学園という巨大な学校が隣接されています。
では枢の記憶の神坐湖町とはどんな町だったのでしょうか?


神坐湖駅

古びた木造の駅舎に、短いホーム。
枢がまだ小学校の頃、神坐湖駅はこんなささやかなホームでした。
これが枢の記憶に残る神坐湖駅です。


「懐かしいね、みっちゃん!」
「そうそう、神坐湖駅と言えばやっぱこれよね」
「でも今の駅の方がかっこいいよ?」
「そうかも知れないけど、あっちは風情というか、なんというか……」
神坐学園 神坐学園 神坐学園 神坐学園

神坐学園
- Kamukura Gakuen -

そして神坐学園は、かつては木造作りの学校でした。
明治期に建てられた校舎で、何度も補修されながら使われてきました。
神坐湖駅からは少し離れた場所にありました。


「わー、わー、こういう学校で授業を受けてみたいね、みっちゃん!」
「雰囲気いいわよね」
「うん、こういう場所でかなちゃんと二人っきりで過ごしたいな……」
「夕焼けとか、結構絵になるかも」
天垂伊龍神社 天垂伊龍神社

天垂伊龍神社
Amadarenoiryu Shrine

天垂伊龍神社はかつては駅前にあった神社です。
今は神坐学園が建設されたため、その学園の奥に移設されました。
座敷童子を奉っているとされていますが、歴史は古く、いつ建立(こんりゅう)されたか解らないほどです。


「ボクの実家だよ!」
「みっちゃんは巫女なんだよねー。」
「なんかこの神社、すっごい古いらしいんだ。」
「湖に住んでいる土地神様を、お奉りしてるんだよ。」
「え、そうなの? ボクは座敷童子って聞いてるんだけど。」
「あ、そ、それはね、いろいろ事情があって、その……途中から座敷童子さんを奉ることになったの」
「へー、そうなんだ。でもどうして汐がボクの神社のことに詳しいの?」
「え?」
「え?」

1/2 summer ではこのように、「現在(いま)の神坐湖町」と「枢が東京に行く前の姿を残した神坐湖町」の二つの神坐湖町が出てきます。
そして「枢が東京に行く前の姿を残した神坐湖町」の方は、所々景色も違いますが、シチュエーションも違います。
なんだか女の子との距離が、いつもと違うような……?


「田舎にいると、大胆になっちゃうんだよね?」
「いや、どっちも田舎だと思うんだけど……」
「夏休みになると、女の子って大胆になっちゃうんだよね?」
「どっちも夏休み中だけど……」
「あれー?」
「でも古い方の景色を見ると、枢と一緒に居た頃の記憶が蘇って……」
「うんうん」
「よみがえっ……て……」
「どうしたの、顔真っ赤だよ、みっちゃん?」
「ダメ、恥ずかしい記憶しかないかも……」
「ウフフ、エッチな思い出、思い出しちゃった?」

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