浮かぶのは 斜陽が映した
あの日の影 密かに触れた
ひとひらと 風に身を委ねて 降る紅
移りゆく色 微睡む空
寂しげに舞う 蝶の羽音
柔らかな時に抱かれて 胸焦す
数多の夜を 数え出逢った
消えぬ言葉を 紡いで
散りゆくならば あなたのもとへ 秋つ葉のよに
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朝靄(あさもや)の 匂いたつ
木立には 鳥の声
里山は 時間さえ
緩やかに 流れ行く
いくつ 季節 数えても
変わらぬ景色 続くよう
日は暮れて 茜色
どこまでも 続く道
赤とんぼ 追いかけて
走り出す 子供たち
一歩 一歩 遠ざかる
過ぎ去る日々の 懐かしさ
風そよぐ 薄野(すすきの)に
宵闇が 舞い降りる
満天の 星空に
沁み渡る 虫の声
はるか 遠く 離れても
いつでもここが 帰る場所
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明るかった空は黄昏に染まってく
伸びてく影法師 揺らいで消える
ずっと 今が 変わらないことを
ぼんやりと夢見てたのかな
出会い 別れ 紡がれた糸が
少しずつほどけてく
見えない未来に吹く風が
どんな悲しみに溢れても
変わらない今に立ち止まるよりは
いつかまた出会うため進むよ
辛いときも苦しいときも
さよならの先で出会えると
信じる強さ 勇気くれたのは
君と想い交わした 約束
かけがえない時振り返れば
幻みたいに儚くて
長い道のりを歩き続けてた
やっとまた出会えたね
見えない未来に吹く風が
どんな悲しみに溢れても
君に出会うため乗り越えてきたよ
ふたり新しい今 はじめよう
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