【つぼみ】
「はぁっ……はっ、はぁぁ……
ドキドキする……いけないことをしてるみたいな……」
【修悟】
「ん……んんぅ……」
【つぼみ】
「まだ、寝てる。大丈夫、ばれてないもんね……」
【つぼみ】
「だから、こんな事を言っても平気だよね」
【つぼみ】
「お兄ちゃん、大好き……」
【修悟】
「んっ……! ん、んぅ……」
やばい、幸せで耳が蕩けそうだ……
思わず体が一瞬ビクッと跳ねてしまう。
【つぼみ】
「……今、動いた?」
【修悟】
「すぅ……くかー」
【つぼみ】
「うん……ちゃんと寝てる。よかった。
起きちゃダメだからね。お兄ちゃん」
【つぼみ】
「聞かれてたら……恥ずかしすぎだもん」
そんな無茶な、とツッコミたいけど。
ここはぐっと我慢。
そうこうしているうちにも、
指先は徐々に下に引っ張られ、薄い布の感覚をとらえる。